変化を拒むイスの心


自分自身に行き詰まり感じている方を占うと、イス(イサ)が出る場合が多いようです。

ルーン占いでイスが出た場合、「状態が停止する」と解釈するのが一般的です。しかし、私が占ったとき、イスは「変化したくない、現状にとどまりたい」という心を表すことが多く、周囲の変化に本人がついていけなくて悩んでいるときに、出てしまいます。

変化を好まない方にとって、「変化」は自分の好きなものを奪い、自分が馴染んだやり方に「NO」を突き付け、居心地の良い場所から自分を引きはがす、怪物のような存在です。

自分を取り巻く状況や人間関係がどんどん変化するとき、自分自身も変化を求められることになりますが、「ずっと変わらずこのままでいたいのに!」と変化を拒んでしまうことは、少なくないでしょう。
逆に、本人は頑張って周囲の変化に対応しているつもりだったのに、ある日突然体に異変が起きて、自分ではどうしようもない状態になってしまうこともあります。
これは、本人の意識とは裏腹に心の底では変化を拒んでいたため、いったん立ち止まるよう、体がSOSを出した場合です。
「もうイヤだ」という心の悲鳴を、体が受け取り、発しているサインなのですね。
このサインを無視すると、もっと大変なことになってしまいます。

ブッダの教えを借りるなら、自分の身に起きていることは自分の心の表れでもあります。もちろん、時代の変化など自分だけはどうしようもない状況の変化はありますが、日々起きている事柄の多くは、見方を変えることで状況が次第に好転する場合もあります。
これは状況が勝手に好転するわけではなく、自分から行動できるようになり、自分にとって良い方向へ変えることができたということです。

だから、イスが出た場合、確かに状況が停止するという意味はあるのですが、そもそも状況を停止させている原因は何か?ということを考える必要があります。
今まで私が占った中で、イスはそれほど頻繁に出るルーンではありません。自分一人ではどうしようもない原因によって状況が停止しているケースが、そもそも少ないからです。

イスが出たら、深い意識レベルで思考停止していないかどうか、変化を拒んでいないかどうか、考えてみましょう。同時に、思考停止するということは、問題解決するための前向きな気持ちを失っているということですから、「本当はどうしたいのか」という気持ちも探る必要があります。
イスのページにも書きましたが、イスの分厚い氷を溶かすことができるのは、太陽(シゲル)なので、最終的には自分の中に眠っているポジティブな気持ちを目覚めさせて、前に進むしかありません。

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