ニイドの欠乏感~根底に潜む不安


「金正男はなぜ殺害されたのか?」
ニイド(ナウシズ)とソーン(スリサズ)が出ました。

なぜルーンを2つ出したのかと言うと、「2」という数を使いたかったからです。「2」は二元性を意味しており、二元性とは切り離すことができない2つの要素が混沌とした状態にあることを意味しています。「2」という数を利用すれば、物事の潜在性が引き出せるんじゃないかと思ったからです。


ニイド(ナウシズ) 

2017年2月13日に、故金正日(キム・ジョンイル)の長男である金正男(キム・ジョンナム)氏が暗殺されてから1週間を迎えようとしています。金正男が暗殺された理由に関して専門家の見解はほぼ一致していて、金正恩(キム・ジョンウン)が最高指導者としての自分の地位を脅かす存在と見なし、排除したのだろうと言われています。

専門家によれば、金正恩は北朝鮮の最高指導者ですが、金正男は何といっても故金正日の長男であり、祖父の故金日成(キム・イルソン)にも非常に可愛がられていたそうですから、三男である金正恩が嫉妬したとか亡命政府の樹立を恐れたのではないか、と言うことのようです。もしそうなら、今回の暗殺事件を占ってニイドが出たのは当然なのかもしれません。


ニイドは欠乏感に囚われていることを表します。実際にお金や物資、人、或いは能力が不足している場合もあるでしょうし、それが原因で状況が停滞していることを表す場合もあります。しかし、ニイドが出る場合の多くは、足りているにも関わらず本人自身が「足りていない」と感じている時です。

これが、ニイドが表す欠乏感の正体「底なしの欲望」です。「底なしの欲望」を生み出しているのは、止むことがない「不安」であり、自己の「存在否定」でもあります。

「不安」という感情は自意識と関わりがあります。
自分は他者からどう見られているのか?
自分は他者からどう見られたいのか?
自分自身を肯定的に受け入れることができない時、自分自身を心から信頼できない時、この不安は生まれます。だから、巨万の富を手にしても「まだ足りない」と嘆き、高い地位に就けば「誰かが自分の地位を奪おうとしているんじゃないか」と怯え、不安が止むことはありません。

その不安を鎮めることができるのは自分自身です。
「いまの自分でいいんだ」
「自分はよくやっている」
「もう充分持っている」
というように、現状をそのまま受け入れると、不安と結びついた欲望は鎮まります。


今回、ニイドの他にソーンも出ています。
ソーンは「境界越え」の危険性を表します。
もし、金正恩が指示を出したのだとすれば、おそらく道徳上の一線を越えてしまったことを表していると思います。これは説明するまでもないでしょう。
あるいは、金正恩は指示を出していないのに誰かが独自の判断で暗殺してしまったとか、そういう場合も考えられます。その場合は、指揮系統から外れたことをしたわけですから、こちらもソーンの意味に当てはまります。

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