ルーン文字~フェオの意味

フェオ(フェイフュー)/feoh(fehu)

【文字の意味】家畜
【英字】F
【フェオのキーワード】所有、財産、収入、報酬、豊かさ、繁栄、価値観

フェオは家畜という意味であり、財産を表しています。
昔は家畜が財産そのものであり、家畜の数が多いことは豊かさを表していました。
タキトゥスの『ゲルマニア』でも、古代ゲルマン人にとって家畜が財産そのものであったと記されています。ただし、古代ゲルマン人は家畜の品種にはこだわらず、とにかく「数の多さ=豊か」と考えていたため、誰が見ても分かる量の多さが豊かさの判断基準でした。
そのため、フェオが表しているのは、まず具体的な豊かさです。

具体的な豊かさというと、まずお金が挙げられるでしょう。
それから、努力で身に着けた知識、技術、経験、交友関係など。
知識や経験は具体的な物ではありませんが、身に着けた知識をもとに本を出版した、技術や経験が評価されて出世した、知り合った人々のおかげで仕事の幅が広がった……など、結果的にお金つながるところがフェオの特徴です。

また、お金というのはその人の価値観と深く結びついています。
楽してたくさん稼ぎたい/あまり働きたくないから平均的な収入でいい/好きな仕事なら収入は少なくてもいい/好きな仕事じゃなくても収入が多ければいい……など、お金にはその人の価値観が表れているのですね。

古代ゲルマン人が持っていた価値観というのはある種の分かりやすさがあります。
北欧神話を読むとよく分かるのですが、非常に大きい、見た目が派手、量が多いといったように、誰が見ても分かる判断基準で、物の価値がはかられていたようです。
「ルーン文字に息づく古代ゲルマン人の精神性」を読んでいただくと分かるかと思いますが、戦いが多かった古代ゲルマン人にとって、力を持ち他者を圧倒することは非常に重要でした。ですから、財産も他者を圧倒するほど「量が多い」「数が多い」ということが必要だったのでしょう。
確かに、選りすぐりの牛を10頭所有している人より、多少痩せた牛であっても1,000頭所有している人の方が豊かに見えますよね。
フェオが出たら、「他者が称賛するほどの豊かさ」という視点を持つと、フェオの意味を考えやすいでしょう。


フェオが出たら、こんなふうに問いかけてみてください。
  • 自分が望む成果にふさわしい取り組みができていますか?
  • いまの努力によって何を得られますか?
  • 成果を得るために頑張っていますか?
  • お金にばかり意識が向いて、努力することを疎かにしていませんか?
  • 自分にとっての豊かさは、質ですか?量ですか?

もし、問いかけに迷うようだったら、自分が本当に手にしたい成果と頑張りがちゃんと結びついているかどうか、考え直してみる必要があるかもしれません。

フェオは手間をかけてきちんと管理して得られる成果なのです。

0 件のコメント :

コメントを投稿