ルーン文字~ダエグの意味

ダエグ(ダガズ)daeg(dagaz)

【文字の意味】一日
【英字】D
【ダエグのキーワード】始まりと終わり、サイクル、ルーチンワーク、日々の積み重ね

朝になると太陽が昇り、夕方になると太陽が沈みます。
ダエグはそんな一日のサイクルを表すと同時に、日々の積み重ねも意味しています。

挫折して立ち直れないような時に、
「なあに、また日は昇るさ」
「明けない夜はないよ」
などとよく言いますが、これは、悪い時というのはいつまでも続くものではなく、時がくればまた状況は良くなるという意味です。
日が昇るという現象には新しいことの始まりを予感させるイメージがあるのでしょう。

「始まりと終わり」のような意味を持つルーンはいくつかあります。
12番目のヤラ、13番目のユル、22番目のイング、そして24番目のダエグです。
死と再生というビッグイベントが一日というコンパクトな時間に集約されています。
そして、その一日一日が積み重なり、何年、何十年、何百年、何千年……という大きな流れを作りあげているのです。
最後のルーンが「日が昇りまた沈む」ことを象徴していることは、北欧神話を生み出した民族の死生観を見る思いがします。

ここからちょっと数字の意味や象徴的な話になりますので、面倒な方はページ下まですっ飛ばしていただいても結構です。

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ダエグの文字は無限大のマークと同じ形。
無限大のマークは数字の8と関連します。
8という数はその中にエネルギーが充満しており、同時に「変容、復活、生まれ変わり」という意味も持ちます。
ダエグは24番目のルーン。
8×3=24です。
・1から8番目までのルーンを第1サイクル
・9番目から16のルーンを第2サイクル
・17番目から24番目のルーンを第3サイクル
と考えると、サイクルが3回繰り返されてラグナロク(北欧神話で神々の終わりを指す)が起きるようなイメージでしょうか。

3は全世界的に神聖さと関連を持つ数であり(※)、北欧神話でも3を使ったモチーフがよく登場します。また、8は力・完全・復活・変容を表す数なので、パワーを持つことやサイクルと結びつく場合が多いです。
ラグナロクでは一部の神が復活しているのですが、復活はまさに8の持つ意味です。輪廻転生ではなく復活というところがいかにも、といった感じがします。

鏡リュウジ著『神聖ルーン・タロット占術』でも、この8×3=24というシステムの中にルーンの世界観があることを指摘していますので、ルーン全体を俯瞰して考える場合は、この3つの流れを意識すると解釈のヒントになると思います。
※3は図形で表すと三角形、三角形は直線で構成される最初の図形。面ができることで世界が生まれます。そのため、3は世界や世界観と関係を持ち、神の三相を表す数としてよく使われます(キリスト教の三位一体等)。
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ダエグが出たら、こんなふうに問いかけてみてください。
  • いま取り組んでいることをコツコツ続けていくことができますか?
  • また始まりがやってきます。前向きな気持ちで進めますか?
  • いずれ終わりを迎えます。次のステージへ進む心の準備はできていますか?

ダエグは、日々の生活の中で「死と再生(始まりと終わり)」を感じる必要性を教えてくれています。また、二度と戻らない貴重な一瞬を積み重ねていくことで一日ができ、その毎日を続けることで1年、また1年と時が過ぎていく。それが生きることだと、教えてくれているような気がします。


日が沈み、そしてまた日は昇る。

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